S1E2 キングズロード（The Kingsroad）
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン１ エピソード２『キングズロード』について解説していきます。
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オープニング
今回登場するのは、キングズ・ランディング、ウィンターフェル、壁、ヴァエス・ドスラクです。ペントスが抜けてヴァエス・ドスラクが加わりました。
東への旅
カール・ドロゴとの婚礼を終えたデナーリスたちは、ドスラク人の都、ヴァエス・ドスラクへ向けて旅立ちます。言葉の通じないドスラク人に囲まれる中、ジョラー・モーモントが世話人のように従います。兄のヴィセーリスも同行します。
ウィンターフェル
ティリオンは酔いつぶれて犬小屋で寝ています。王子のジョフリーと、騎士のハウンドが呼びに来ます。王家一行は今日キングズ・ランディングに帰るとのこと。王子としてブランの事故で落ち込むスターク夫妻を慰めるよう言うが、舐めた態度のジョフリーにティリオンは平手打ち！
さて、ここで王家一行の紹介をしましょう。王ロバート・バラシオンと王妃サーセイ・バラシオンの間には、長男ジョフリー、長女ミアセラ、次男トメンの3人の子供がいます。
サーセイはスターク家と並ぶ名家のラニスター家の長女です。双子の弟ジェイミー・ラニスターは「王の盾」と呼ばれる王の護衛隊長の役職にいます。二人の弟が小人のティリオン・ラニスターです。ラニスター家の人間はみな金髪。
ジョフリーと一緒にいる大男は、ラニスター家の騎士サンダー・クレゲイン。あだ名のハウンド（猟犬）と呼ばれることが多いです。
ジョンの旅立ち
ジョンはベンジェン叔父さんと一緒に壁へ向かい、ナイツウォッチに加わることを決めます。ナイツウォッチは厳しい規律があり、参加すると一生抜けられません。また家族や城を持つこともできません。あるのは王国を守るという名誉のみ。
ジョンはともに育った家族に別れを告げます。アリアには細身の剣をプレゼント。姉のサンサは裁縫の針が似合いますが、弓や剣術が得意なアリアにはこの細剣ニードル（針）の方が合っているようです。
ブランは昏睡状態で言葉を交わせませんでしたが、いつか壁を訪ねるよう言います。ネッドは別れ際に、次に会ったときはジョンの母親について話そうと約束します。ネッドをはじめスターク家の子供たちはみなジョンを家族として愛していました。しかしキャトリンはどうしてもジョンを受け入れられません。身持ちの堅いネッドが17年前に知らない赤ん坊を連れてきて、多くを説明してくれないのですから、心に残るわだかまりは仕方ない・・・。
キングズロード
キングズロード（王の道）というのは、ウェスタロスを南北に走る長い街道のこと。本編ではわかりにくいですが、ベンジェンとジョン、ティリオンはキングズロードを北に進んで壁に向かい、ロバート王とネッド、そしてサンサ、アリアは南に進んで王都キングズ・ランディングに向かいます。
ロバートとネッドは若いころアイリー（高巣）城でジョン・アリンの元で共に学びました。17年前、ネッドの父と兄が当時の王、エイリス・ターガリエン（あだ名は狂王）に処刑されます。狂王がロバートとネッドの身柄を差し出すよう求めたことを契機に二人は反乱を起こし、ターガリエンの王子を殺し玉座を奪います。これはロバートの反乱と呼ばれています。
狂王の子供、ヴィセーリスとデナーリスはエッソス大陸に亡命していましたが、ドスラク人の王カール・ドロゴと結婚し10万人の兵力を手に入れたことが伝わっています。
ブランの危機 その２
ウィンターフェルでは、城主のネッドは王都に行ってしまい、キャトリンはブランに付きっきりのため、長男のロブが仕切っています。
外で起きた火事を長男が見に行って、部屋にはキャトリンとブランだけ。のはずですが突然刺客が！ 短剣を持った刺客に対し、素手で必死に応戦するキャトリン。刺客がブランを襲おうとした瞬間、ダイアウルフが飛び出し刺客を噛み殺します。おそらくブランが飼っているサマー君ですね。グッジョブ。
キャトリンはブランが突き落とされた塔を調べ、長い髪の毛を見つけます。先日届いたライサからの手紙、そして暗殺者が持つには不相応な貴重なヴァリリア鋼の短剣。キャトリンはラニスター家が関わっていると感じ、自らキングズ・ランディングに行くことを決めます。
壁
ジョンとティリオンは壁に向かいます。壁は8000年前、北方の脅威から人々を守るため作られたと言い伝えられています。ジョンは王国を守るナイツウォッチを名誉ある仕事と考えていますが、ティリオンをはじめ世間は北の脅威など信じておらず、王国に居場所がなくなった犯罪者が死刑を免れるために行く場所と思っています。
ヴァエス・ドスラク
カール・ドロゴ一行は、ペントスからずっと東、エッソス大陸の中部に、ドスラク人の都、ヴァエス・ドスラクに向かっています。
ドスラクは完全な男社会で、強い王（カール）がすべてを手にします。女王（カリーシ）も王の所有物にすぎません。侍女の一人は、月はドラゴンの卵であり、かつて太陽に落ちた月から生まれたドラゴンが太陽の火を飲み込んだといいます。別の侍女は、月は太陽の妻である女神だといいます。デナーリスは最初の侍女を気に入ります。
かつて娼婦だった侍女から、デナーリスは夜の技を学びます。侍女との会話で徐々にドスラク語も覚えていきます。奪われるだけだった彼女は、王と対等の女王になるため動き始めます。
ジョフリー VS アリア
王家一行とネッド、サンサ、アリアはキングズ・ランディングへの旅の途中。ロバートの目論見通り、ジョフリーとサンサは接近します。
アリアと友人のマイカーは川辺で剣術の訓練をしています。サンサにいいところを見せようとジョフリーはちょっかいをかけます。アリアに反撃されて逆上したジョフリーは真剣でアリアに切りかかります。そこへダイアウルフが飛びかかりジョフリーに噛みつきます。これはアリアが飼っているナイメリアちゃんですね。グッジョブ。
王子を噛んだとわかればナイメリアは無事ではすみません。アリアはナイメリアを山に逃がします。
王の下で審判が行われます。ジョフリーとアリアは互いに親がしつけることで片が付きましたが、ジョフリーを噛んだダイアウルフは許されませんでした。逃げたナイメリアの代わりに、サンサが飼っていたレディーが刑をうけることになり、ネッドが自ら処刑します。
そしてウィンターフェルでは長く眠っていたブランが目覚めました。良かった、のかな？
以上、ゲーム・オブ・スローンズ シーズン１ エピソード２でした。
今回の地図です。（B）はキャトリン、ロブ、シオン、ブランのいるウィンターフェル。（J）はベンジェン、ジョン、ティリオンのいる壁。（E）の王家一行、ネッド、サンサ、アリアは王の道を南下してキングズ・ランディングに向かっています。（D）のデナーリスはずっと東に旅をして、ヴァエス・ドスラクに向かっています。
この地図は、以下のサイトから拝借しています。
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