ゲーム・オブ・スローンズ旅のしおり

地図と写真でゲーム・オブ・スローンズの世界とあらすじを解説します(ネタバレあり)

S1E10 炎と血(Fire and Blood)

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード10『炎と血』について解説していきます。

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前のエピソード

 

 

今回のタイトルは、ターガリエン家の標語から。

 

オープニング

今回登場するのは、キングズ・ランディング、ウィンターフェル、壁、ヴァエス・ドスラクです。 

ベラー大聖堂

前回の衝撃的なラストの続きから始まります。壁からやってきたヨーレンはアリアを見つけ、王都から脱出させようとします。まずは髪を切って性別を偽るところから。

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アリア・スターク

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ヨーレン

ウィンターフェル

ウィンターフェルに残されたブランは、父が地下墓地にいる夢を見ます。オシャに背負ってもらい地下墓地に行くと、暗闇から犬が襲い掛かります。と思いきや、リコンと飼い狼のシャギードッグでした。リコンもまた、父が地下墓地にいる夢を見たといいます。

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ブラン、オシャとホーダー

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リコン・スターク

スターク家とは

地下墓地で一族の紹介があったので、スターク家について整理しましょう。ネッドと子供たちについては本編を見ていればわかるので、ここではネッドの兄弟たちについて説明します。ネッドの父リカードには4人の子供がいました。長男ブランドン、次男エダード、長女リアナ、三男ベンジェンです。

スターク家、そしてウェスタロスの運命を左右する事件が17年前にありました。当時のターガリエン王朝の王子レイガーがリアナに一目惚れし、誘拐してしまったのです。父リカードと兄ブランドンは王都へ行き、リアナを返すよう訴えます。しかし狂王エイリスは残虐な方法で2人を殺します。父には生きたまま火をつけ、兄には首にロープをつけ、父を助けようと剣に手を伸ばすと首が締まる仕組みでした。

リアナの婚約者だったロバート・バラシオン、ロバートとネッドの父代わりだったジョン・アリン、ブランドンの婚約者だったキャトリンの実家タリー家、そしてスターク家は狂王に対して反乱を起こします。これが「ロバートの反乱」です。反乱は成功し、ロバートは鉄の玉座を手に入れますが、リアナは帰ってきませんでした。

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スターク家

リヴァーラン

初戦で目覚ましい成果を上げ、ネッド奪還に意欲を燃やしていたロブの元にもネッド処刑の報せが届きます。敵を皆殺しにするというロブに、キャトリンはまず妹たちを取り返してから皆殺しね、と。

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やり場のない怒りを木にぶつけるロブ

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ロブ・スターク

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ロブとキャトリン

キングズ・ランディング

王都ではジョフリーがサンサをいじめています。しかしサンサもまだ少女、怒りを隠しきれません。サンサがジョフリーを突き落とそうと踏み出したところでハウンドが止めます。

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ジョフリー王

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サンサに父の首を見せるジョフリー

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サンサを抑えるハウンド

リヴァーラン

北部軍は今後の作戦会議をしています。ネッドを殺したジョフリー王には従えない。なら我々は誰に従うか?グレイトジョンことジョン・アンバーは演説します。スタニスもレンリーも取るに足らない。私が従うのはここにいる北の王のみだ。

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グレイトジョンの演説

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忠誠を誓うシオン

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北の王が立つ

キャトリンは捕えたジェイミーに、なぜブランは塔から落ちたのか問います。ジェイミーは自分が突き落としたと答えますが、なぜ突き落としたのかを聞かれると言葉に詰まります。

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ジェイミーとキャトリン

サーセイにも戦の結果が伝えられます。もちろんジェイミーが捕らえられたことも知ったはずです。しかし、一緒にいるのは王の従者をしていたランセルラニスター。従弟もイケるんですね。

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サーセイとランセル

タイウィンの野営地

ラニスター軍も作戦会議をしています。ロブの軍は予想より手強く、和睦を結ぶべきだったかもしれないが、ジョフリーがネッドを殺してしまった今では和睦は不可能です。ラニスター家としてもネッド処刑は想定外の愚行だったようです。

タイウィンはティリオンのみを残し、作戦を伝えます。ティリオンは王都へ行き、王の手としてサーセイやジョフリー、小評議会を制御すること。タイウィンは土地を焼きながら退却し、ハレンホールで軍勢を立て直すことに。

そしてタイウィンからティリオンにもう一つ。あの娼婦は連れて行くなよ。

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タイウィン・ラニスター

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作戦会議

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タイウィンとティリオン

ドロゴたち

前回は瀕死のドロゴに対してミリ・マズ・ドゥールが血の魔術を行っていたところ、外にいた妊娠中のデナーリスが急な腹痛に襲われてテントに運び込まれました。目が覚めたデナーリスは息子の様子をたずねますが、死産だったようです。ミリ・マズ・ドゥールの言う「代償」は馬ではなくお腹の子だった。。

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目が覚めたデナーリス

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代償は馬ではなかった

ではカール・ドロゴはというと、命の危機は脱したようですが精神がどこかへ行ってしまった様子です。部族の者たちは馬に乗れぬ王を見限ってすでに去っていきました。デナーリスは、なぜこうなると知っていたのに言わないのか、命を救ったのに、とミリ・マズ・ドゥールを問い詰めます。しかし彼女はドロゴの子が村を焼くのを防げた。すべて失って命だけ救われても意味がないと答えます。

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命だけは救われたカール・ドロゴ

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命だけあっても意味がない

使い鴉の報せを聞いたジョンは馬に乗ってロブの元へ行こうとします。ナイツウォッチから脱走したものは死罪です。サムは必死に止めますがジョンは振り切って走り出します。

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カースル・ブラックを去るジョン・スノウ

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ジョンを止めるサム

ジョンの後ろを仲間の雑士たちが追いかけます。雑士たちは誓いの言葉を思い出させ、ジオー総統がジョンに託したロングクロウをジョンに返すのでした。

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ジョンを追いかける雑士たち

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この夜とすべての夜のために

ティリオンとシェイ 

ティリオンは王都へ行くこととなりましたが、気に入ったシェイと別れるのは寂しい。しかしタイウィンに釘を刺されていて連れて行くわけにもいきません。シェイは私の名を?と聞きます。確かにタイウィンは「あの娼婦」と言いましたがシェイとは言っていません。ティリオンはシェイをひそかに王都に連れていくことにします。

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シェイ

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ティリオン・ラニスター

デナーリスの決心

デナーリスはドロゴを愛していました。しかし、彼女の望みのため前に進むことを選びます。

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ドロゴを偲ぶデナーリス

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もう後には退かない

キングズ・ランディングの曲者たち

小評議会のメンバーは、それぞれの方法で新しい王の治世に向き合っていきます。パイセルの場合は、ボケかけた無力な老人のようにふるまうことが処世術です。

リトルフィンガーとヴァリスは、互いに本性を見抜きあっているはずですが、それぞれの目的のため友好的にふるまいます。

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とぼけるグランド・メイスター・パイセル

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尊敬とは

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正直、不安しかない

アリアたち

アリアはアリーという名の少年に姿を変え、ナイツウォッチの新人として壁に向かいます。孤児や犯罪者、身寄りのない者たちに囲まれて生きていかねばなりません。武具屋の見習いにして実はロバート・バラシオンの落とし子ジェンドリーもいました。

馬車の中からアリアを見つめる謎の男。シーズン2以降も登場するのですが、まだ何も語れません。

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ヨーレンとアリー少年

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アリアとジェンドリー

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謎の男

深夜の脱走はジオー総帥にバレていました。しかしこの程度はよくあることらしく見逃されます。壁の向こうでは野人たちが砦に結集、イーストウォッチでは青い目の死体が4体見つかったそう。翌日、ジオー総統が自ら隊士を率いて壁の向こうの調査に向かいます。

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ジオー・モーモン

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壁の向こうを調べる

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冥夜の守人 ジョン・スノウ

デナーリスたち

デナーリスはドロゴの遺体を火葬にします。ドラゴンの卵も供え物として一緒に火にくべられます。信用を裏切ったミリ・マズ・ドゥールも薪に縛り付けられます。

デナーリスは残った者たちを自らのカラザール(部族)とし、奴隷たちは自由の身とすると宣言します。そして自分がドラゴンの血を引いていることを証明するため火の中に入っていきます。

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ドロゴを火葬するデナーリス

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ドロゴの妻ではなくデナーリスとして

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火の中を歩くデナーリス

夜が明けてジョラーが様子を見ると、デナーリスは生きていました。そして3匹の新たな生命が。

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火では死なないデナーリス

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また一人新しい王が立つ

以上、ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード10でした。

 

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