ゲーム・オブ・スローンズ旅のしおり

地図と写真でゲーム・オブ・スローンズの世界とあらすじを解説します(ネタバレあり)

S1E1 冬の訪れ(Winter Is Coming)

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード1『冬の訪れ』について解説していきます。

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ゲーム・オブ・スローンズはとにかく登場人物が多く、場面もあちこち飛ぶので、「よくわからない」という印象を持つかもしれません。とくにエピソード1は情報量のわりに説明不足なので、まずは主要な登場人物の顔を覚えることを目標にして、気楽に見ていきましょう。

 

ナイツウォッチ

雪の中、3人の男がトンネルを抜けて見回りに出ます。彼らは冥夜の守人、ナイツウォッチ(Night's Watch)とよばれ、北方の警備をしている人たちです。

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壁のトンネル

彼らは大量の死体と臓物を見つけます。しかし忍びよる謎の影に襲われ、2人は惨殺されます。

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忍びよる影

オープニング

視聴を続けると何度も見ることになるオープニング。私はこの音楽を聞くだけでワクワクします。毎回同じように見えるオープニングですが、実は少しずつ変わっており、その回の舞台となる町を紹介してくれています。

今回はキングズ・ランディング、ウィンターフェル、壁、ペントスでした。

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キングズ・ランディング

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ウィンターフェル

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ペントス

簡単に地理の説明をしておきましょう。ゲーム・オブ・スローンズには二つの大陸が登場します。西側の縦長のがウェスタロス大陸(Westeros)。東側の横長のがエッソス大陸(Essos)です。

(E)がスターク家の住むウィンターフェル、(R)がロバート王の住むキングズ・ランディング、(D)がデナーリスのいるペントスです。ウェスタロス北部の赤い線のあたりに壁があります。

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ウェスタロス大陸とエッソス大陸

ウィンターフェル

ウィンターフェルにはスターク家が住んでいます。ウェスタロス大陸は一つの大きな王国が支配しており、スターク家はその北部総督として、王国の北側を統治しています。

エピソード1ではスターク家の顔を覚えることが目標です。まずは一家の父親であるエダード、そして母親のキャトリン。エダードはあだ名のネッドで呼ばれることが多いので、このブログでも今後はネッドと呼びます。

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エダード・スターク

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キャトリン・スターク

ネッドとキャトリンの間には5人の子供がいます。長男ロブ(17)、長女サンサ(13)、次女アリア(11)、次男ブランドン(10)、三男リコン(6)。ブランドンは普段はブランと呼ばれます。

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ロブ・スターク

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サンサ・スターク

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アリア・スターク

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ブランドン・スターク

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リコン・スターク(キャトリンの隣)

スターク家の周辺でぜひ覚えておきたいのが次の二人。ジョン・スノウはネッドと他の女の間の子供で、キャトリンとは血がつながっていません。正式な夫婦の子ではない落とし子(bastard)なので、ジョンはスタークの姓を名乗れません。シオン・グレイジョイは父親が反乱を起こした後にスターク家に引き取られた、よその家の子です。ネッドはジョンにもシオンにも分け隔てなく息子として接します。しかしキャトリンはジョンを受け入れられていない様子。

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ジョン・スノウ

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シオン・グレイジョイ

スターク家がなごやかに過ごしているところに、ナイツウォッチの脱走者(オープニング前の3人の生き残り)が捕まったという知らせが届きます。ナイツウォッチの規律は厳しく、家族も持たず一生を壁の守りに捧げなければなりません。ネッドは脱走者を自ら死刑に処します。

その帰り道、珍しい大狼(ダイアウルフ)の子供を見つけ、スタークの5人の子供とジョンが1匹ずつ育てることになります。

王の来訪

王都キングズ・ランディングから、ロバート王の一家がウィンターフェルにやってきます。理由は、ネッドを「王の手」に任命するため。王の手は、王に次いで王国ナンバー2の権力を持つ役職です。前任者のジョン・アリンが急病で亡くなったため、かつてロバート王と共に学び共に戦ったネッドに白羽の矢が立ちました。

登場人物が多くて覚えるのが大変ですが、ひとまず現王のロバート、妃のサーセイを覚えておきましょう。

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ロバート・バラシオン

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サーセイ・バラシオン

ペントス

舞台は一転、王都とは海を挟んで向かい合わせのエッソス大陸ペントス。若き姫のデナーリスは、兄のヴィセーリスの野心のため、野蛮だが圧倒的な武力を持つドスラク人の族長カール・ドロゴとの結婚に臨みます。兄の言いなりのデナーリスはまるで人形のようです。

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デナーリス・ターガリエン

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ヴィセーリス・ターガリエン

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カール・ドロゴ

宴の夜

ウィンターフェルでは王を迎えた宴が開かれます。しかしジョンは落とし子という理由でキャトリンに締め出されます。ふてくされるジョンの前に現れたのは、ネッドの弟のベンジェン。ナイツウォッチの一員のベンジェンはジョンを慰め、ジョンはナイツウォッチに加わりたいと訴えます。

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ベンジェン・スターク

また、王妃サーセイの弟で一緒に来ていた背の低いティリオン・ラニスターにも出会います。彼は小鬼(インプ)というあだ名でも呼ばれます。ラニスター家も紹介したい人物がたくさんいるのですが次回にします。

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ティリオン・ラニスター

宴の後、ネッドとキャトリンの寝室をメイスター・ルーウィンが訪れます。アイリー城にいるキャトリンの妹ライサからキャトリン宛に使い鴉がやってきて、前任の王の手、ジョン・アリンがラニスター家により暗殺された、と警告します。王の手を受ければ身に危険が迫る、しかし王も追い詰められた状況で自分に助けを求めている。ネッドは迷います。

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深夜の報せ

海を越えたペントスでは、カール・ドロゴとデナーリスの婚礼が行われ、贈り物としてジョラーからは書物が、イリリオからはドラゴンの卵が贈られます。

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ジョラー・モーモン

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ドラゴンの卵

相手はほとんど面識もない、言葉も通じない乱暴な男。デナーリスは兄のため、一族のために泣きながらドロゴの妻になります。

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愛のない結婚

ブランの危機

翌朝、ブランはいつものように塔によじ登って遠くを見ようとします。しかし、あろうことか、王妃のサーセイが王以外の他の男と関係を持っているのを見てしまいます。しかもその相手はサーセイの双子の弟で王の側近、ジェイミー・ラニスター。

ジェイミーは少し考え、「愛のため」、ブランを突き落とします。

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ジェイミー・ラニスター

 

以上、ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード1でした。

 

1時間のドラマでこれだけ大量の登場人物がいると理解しきれるわけがありません。その後のエピソードを見ていけば自然に主要人物の関係がのみこめるので、とりあえず見進めるのもよいかもしれません。

しかしスターク家が全員揃うのはなかなかレアなので、エピソード1ではぜひスターク家の子供たちを覚えておいてください。私は後にシオンが登場した時に、はて誰だっけ?となりました。

 

タイトルは、Hulu版では「冬来たる」ですが、Amazon Prime版では「冬の訪れ」でした。ここは絶対に「冬来たる」のほうがよいですが、このブログは基本的にプライムビデオの表記に準じていきます。

 

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