ゲーム・オブ・スローンズ旅のしおり

地図と写真でゲーム・オブ・スローンズの世界とあらすじを解説します(ネタバレあり)

S1E6 金の王冠(A Golden Crown)

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード6『金の王冠』について解説していきます。

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前のエピソード

 

オープニング

今回登場するのは、キングズ・ランディング、アイリー、ウィンターフェル、壁、ヴァエス・ドスラクです。

 

キングズ・ランディング

前回の終わりにネッドはジェイミー率いるラニスター勢に襲われ、家臣は殺され、ネッド自身も脚を負傷しました。

ロバートとサーセイが見舞いますが、サーセイはネッドを激しく非難。関係の修復は見込めません。ロバートは実の弟たちよりもネッドこそが兄弟なのだと諭して王の手に復帰させます。

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ネッドを見舞うロバートとサーセイ

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返却された王の手のバッジ

ドラゴンの血

デナーリスは高温のドラゴンの卵を持っても火傷しませんでした。ターガリエン家はドラゴンの血を受け継いでいるといわれます。ドラゴンの子孫は高温や火に強いようです。そういえば1話でもデナーリスは熱い風呂に入って周囲を驚かせていました。彼女には素質があるようです。

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ドラゴンの卵を持つデナーリス

ウィンターフェル

ティリオンの図面をもとに作られた鞍でブランは馬に乗ることができました。馬に乗ってはしゃぎまわるブランのそばで、ロブとシオンは話しています。王都でネッドがラニスターに襲われた報せが届いたようです。シオンは、もう戦争なのだからロブは城主代理として挙兵するべきだとロブを鼓舞します。

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ホーダーとブラン

目を離したすきにブランは兄弟と離れて森に迷い込み、野人(壁の向こうに住む民)に襲われます。ロブとシオンの立ち回りで野人は倒され、生き残りのオシャは命乞いをしてスターク家の家臣となります。

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野人に襲われるブラン

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オシャ

ダンスの稽古

アリアは父親が気がかりで稽古をする気分ではありませんが、師匠のシリオは休ませません。戦いはいつ何時始まるかわからないからです。ゲーム・オブ・スローンズにはこの先もいくつかの宗教が登場しますが、シリオの地元では死神が信仰されます。彼らは神に祈りません。彼らが死神に投げる言葉は一つ。"Not Today"(まだ死なぬ)

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アリアとシリオ

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死神に言う言葉は一つ

ヴァエス・ドスラク

デナーリスはドスラク人の儀式で馬の心臓を食らいます。見事に儀式を乗り越えたデナーリスは真の女王として認められ、民の人気も勝ち取ります。面白くないのはヴィセーリス。彼はドラゴンの卵を盗んで売った金で軍隊を整えようと企みますが、ジョラーにはばまれます。

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儀式

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ジョラーとヴィセーリス

アイリー

アイリー城についたティリオンは天空房(スカイ・セル)という牢に入れられたまま。彼は看守のモードを買収して、城主のライサと話す機会を作り出します。ブラン襲撃に関する無実を主張しますが聞き入れられないティリオンは、決闘裁判を要求します。決闘裁判は文字通り、決闘で勝てば無罪、負ければ有罪です。原告、被告とも本人が戦うか、擁護者に代理で戦ってもらいます。

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ティリオンとモード

ライサ側の擁護者は谷間(ヴェール)の騎士、サー・バーディス。ティリオン側の擁護者は宿屋で出会った傭兵のブロンです。負ければ王の間にぽっかり空いた「月の扉」から空中に投げ出される状況のなか、ブロンは勝利しティリオンは自由の身となります。

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サー・バーディス

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ブロンと月の扉

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解放されるティリオン

キングズ・ランディング

ロバート王は弟レンリーと狩りに出かけます。その間の政務は、「王の手」ネッドが代行します。この日は、山賊の襲撃にあった住民の陳情を聞いています。話を聞くと、どうもマウンテンことグレガー・クレゲインが首謀者のようです。ネッドはベリック・ドンダリオンに指揮を命じ、マウンテンの騎士剥奪、および、マウンテンの主であるタイウィン・ラニスターを裁判に召喚するという、厳しめの処分を下します。

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バリスタン、レンリー、ロバート

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鉄の玉座に座るネッド

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ベリック・ドンダリオン

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タイウィン・ラニスターの召喚

ネッドと娘たち

サンサのもとにジョフリーが訪れ、これまでの非礼を詫び、ゆくゆくは王妃として迎えたいとのこと。完全に舞い上がってるサンサ。

ネッドは娘たちの安全のためウィンターフェルに帰るように言いますが、サンサはジョフリーと結婚する気満々、アリアもダンスの師匠と離れたくありません。

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サンサとジョフリー

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帰りたくない娘たち

なお、ウィンターフェルの娼婦ロスも、北部の戦争の気配を感じ取りキングズ・ランディングに引っ越します。

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キングズ・ランディングに向かうロス

推理パート

ジョン・アリンが死ぬ前に読んでいた書物を読むネッド。名家の人間の身体的特徴が記されたその本によると、バラシオン家の人間はみな黒髪。そしてジョフリー王子は金髪…。

ここまでの情報をまとめると、

  • 先代の王の手、ジョン・アリンは急病で死んだ。
  • ライスの涙という高価な毒薬が使われた可能性がある。
  • アリン家の従者だったヒューは、ジョン・アリンの死後に騎士に任命された。
  • ヒューはマウンテンとの槍試合で命を落とす。
  • ジョン・アリンは生前、ロバートの落とし子たちと会っていた。
  • 落とし子たちはみな黒髪だった。
  • ジョン・アリンは死の直前、名家の人相が記された本を読んでいた。
  • ジョン・アリンはしきりに「種は強い」と言っていた。
  • ロバートとサーセイの子は、3人とも金髪。
  • サーセイとジェイミーの間にはよからぬ噂がある。

ははーん、見えてきたぞ?

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バラシオン家の人間はみな黒髪

ジョン・アリンの死については以下のコラムにまとめていますのでご覧ください。

 

黄金の冠

ドスラク人の宴にて、酔ったヴィセーリスはデナーリスとドロゴに王冠を要求します。妹を与えたんだから俺の下で働け。いうこと聞かないなら妹を連れて帰るぞ、と。

族長ドロゴは、言われた通りヴィセーリスに冠を与えます。人々が震えあがるような黄金の冠を。

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酔ったヴィセーリス

ドラゴンの素質があれば溶けた金では死なないってさ。

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デナーリスの冷ややかな目

以上、ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 エピソード6でした。

 

今回のタイトルは、ドロゴが与えた金の王冠、ロバートの王子たちの金髪、バラシオン家の紋章にある牡鹿の首にかけられた金の王冠など、いろいろな意味を含んでいそうです。ゲーム・オブ・スローンズの各話タイトルはこういうダブルミーニング系が多いので、注目すると面白いです。 

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