S3E7 女騎士と熊(The Bear and the Maiden Fair)
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン3 エピソード7『女騎士と熊』について解説していきます。
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オープニング
今回登場するのは、キングズ・ランディング、ハレンホール、リヴァーラン、ウィンターフェル、壁、ユンカイです。
壁
マンス・レイダーの命令で壁の警備が薄いところを乗り越えたジョンたち。カースル・ブラック(黒の城)に向かい、マンスの合図で城を奪う計画です。
狼潜りのオレルはイグリットのことを好いており、相手は仲間から選ぶべきだとイグリットに忠告します。それでもジョンがいいというイグリットに、ジョンの正体を知ったら冷めると捨て台詞を吐くオレル。
リヴァーラン
ロブたちは、エドミュアとウォルダー・フレイの娘との結婚式に出席するためツインズ城に向かっています。フレイ家はキャトリンの生家タリー家の旗手ですが、評判は良くありません。
キャトリンの不安をよそに、ロブとタリサは新婚を楽しんでいます。いつか出身地のヴォランティスに行き、孫の顔を親に見せたいというタリサ。タリサは妊娠していることをロブに明かします。
キングズ・ランディング
マージェリーが計画していたロラスとサンサの結婚は、リトルフィンガーの計略とタイウィンの一声で潰されてしまいました。リトルフィンガーのアイリーへの誘いを断ったサンサですが、内心は王都を離れたくて仕方がありません。
マージェリーは友人としてサンサを慰めます。ティリオンはラニスターだが最悪の人間ではない。ティリオンとサンサの息子は北部とキャスタリーロック(ラニスター家の本拠地)を受け継ぐと。
タイウィンは激怒するでしょうが、長男のジェイミーは王の盾の決まりで土地や家族を持てないため、タイウィンに何かあればティリオンがラニスターを継ぐ可能性があります。また北の王はロブですが、ロブに何かあればスタークを継ぐのはサンサとその夫です。(ブランとリコンは死んだと思われており、タリサの妊娠はまだ知られていません)
一方、ティリオンも友人のブロンに結婚への不安を相談しています。不安の一つは年齢差。ティリオンは30代でサンサは10代と一回り以上離れています。そしてもう一つはシェイのこと。ブロンは表向きでもサンサと結婚して子供ができればウィンターフェル城主だと説得します。王都の人々にとってロブは反乱の首謀者で、ウィンターフェル城主とは認められていないんでしょうかね。
玉座の間ではジョフリーとタイウィンが主導権を争っています。タイウィンが小評議会を自分の執務室で行うようになったことを指摘するジョフリー。タイウィンは王も小評議会に出席してよいのにと言いますが、ジョフリーは何かと理由をつけて出席しません。さすがロバートの子。(義理だけど)
ジョフリーは東の大陸のデナーリスとドラゴンの動向をタイウィンに尋ねます。生前のロバート王もしきりに気にしていましたね。タイウィンは大型のドラゴンは300年前に滅び、王城に飾られる頭蓋骨はリンゴくらいの大きさだったから心配するなと答えます。ジョフリーは重要事項は自分に相談するようにと言い、タイウィンは必要があればそうすると答えます。
ユンカイ
デナーリスたちはユンカイに到着します。ユンカイにはアンサリードのような戦士の奴隷はいませんが、強固な城壁に囲まれていて攻め落とすのは困難です。ジョラーはユンカイを落としても得はないと言いますが、20万人の奴隷がいると聞いたデナーリスは親方に降伏勧告の使いを送ります。
ユンカイの親方を代表して、ラズダル・モ・エラズがやってきます。アスタポアの噂はユンカイまで届いているようで、ラズダルは贈り物として金と船を与えるので、ユンカイは通り過ぎてウェスタロスに向かうよう願います。
デナーリスは20万人の奴隷をすべて解放し衣食住を与えるならば、親方全員の命を救ってもよいと答えます。ラズダルは拒否し、力のある友があなた達を滅ぼすと言い残して去ります。
ティリオンの私室
ティリオンはシェイに黄金の鎖を贈り機嫌を取ろうとします。結婚は望んだものではなく義務だというティリオンに、シェイは一緒に海の向こうに行こうと提案します。ティリオンは王都に衣食住を用意するし子供ができたら養うと言いますが、シェイはティリオンの子と知れたらタイウィンに殺されると嘆きます。
ストームズエンド
金貨と引き換えにジェンドリーを手に入れたメリサンドルはドラゴンストーンに向かいます。途中のストームズエンド(バラシオン家の本拠地)でメリサンドルはジェンドリーに出生の秘密を明かします。
兄弟団の砦
ジェンドリーが金で売り渡されたことにアリアは怒っています。ベリックは光の王の導きだから仕方ないと弁解します。ベリックに信じる神を聞かれたアリアは死神と答えます。
近くにラニスターの兵がいるという報告を受け、兄弟団はラニスター狩りのため南に向かいます。次はリヴァーランに行くと思っていたアリアは話が違うとベリックに詰め寄りますが、ラニスター狩りが先だと言われ、頭にきたアリアは一人で砦を飛び出します。
夜の森を走るアリアの前に現れたのは、先に解放されていたハウンド。アリアはハウンドに捕らわれてしまいます。
ハレンホール
ブライエニーは荒れた部屋に閉じ込められています。ジェイミーによれば、ルース・ボルトンはツインズ城の結婚式に出席するため明日出発するそう。ジェイミーは王都に返され、ブライエニーは居残りです。
ブライエニーはジェイミーに、王都へ帰ったらキャトリンとの約束に従いサンサとアリアを返すように言います。ジェイミーも約束します。
ジェイミーの手を治療した元メイスターのクァイバーンもジェイミーに同行することになります。ジェイミーはルース・ボルトンと挨拶を交わします。翻訳はあっさりしていますが、ジェイミーは「結婚式に出席できなくて申し訳ない。ラニスター家からよろしくと伝えてほしい(The Lannisters send their regards.)」と言っています。戦争中の敵なのでラニスターがスターク側の結婚式に出席するはずはなく、あくまで礼儀作法としてですが。
ジェイミーの右手を切り落としたロックからも声をかけられますがジェイミーはガン無視。ハレンホールに残るのはロック達とブライエニーですが、大丈夫でしょうか。
シオン
拷問を受けていたシオンが目を覚ますと、2人の美女が世話をしてくれています。なりふり構わず助けを求めるシオン。
しかし耳障りなラッパが鳴り、例の少年が現れます。少年は特殊な形のナイフでシオンのシオンを切り取ってしまいます。これは流石にシオンがかわいそう。
壁
壁の南の建造物を見て驚くイグリット。ジョンはいつか一緒にウィンターフェルに行こうと言います。イグリットは野人が土地を取り戻したら自分が招く側かもと言います。
イグリットとは反対に、ジョンは過去の反乱と同様、今回の反乱も失敗するだろうと悲観的です。軍事技術も壁の南と北では圧倒的な差があります。
ブランたち
ジョジェンはブランに状況を説明しています。ジョンは野人に捕らわれており目指していたカースル・ブラックには居ない。それよりも三つ目の鴉を探しに壁の向こうに行くべきだと。
オシャはかつて自分の夫が目の青い化け物にされたことを語り、壁の向こうに行くべきではない、カースル・ブラックに行けば家族に会えると主張します。
王の道
ジェイミーとクァイバーンは王都に向けて旅をしています。ジェイミーはクァイバーンがメイスターの称号を剥奪された理由を尋ねます。クァイバーンは医療への興味から、死にかけの病人や身寄りのないものに対して人体実験を行ったためだと言います。
ブライエニーの父セルウィン・タースはタース島の領主です。娘の身柄と引き換えに300ドラゴン金貨(ドラゴン300頭じゃないよ)を提示しますが、ロックはサファイアがあると聞いていたので拒否します。ジェイミーはハレンホールに戻ることにします。
ハレンホール
ハレンホールに戻ると、ブライエニーは木刀のみで熊と戦わされていました。ジェイミーはロックに止めるよう言いますが、ロックは一切聞きません。
見かねたジェイミーは自ら闘技場に飛び降り、熊と向き合います。ジェイミーを護送するボルトン兵が矢を撃って熊の注意をひく間に、ブライエニーとジェイミーは闘技場から脱出します。ジェイミーはブライエニーを王都へ連れて行くと宣言します。
以上、シーズン3 エピソード7でした。
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