ゲーム・オブ・スローンズ旅のしおり

地図と写真でゲーム・オブ・スローンズの世界とあらすじを解説します(ネタバレあり)

S5E4 ハーピーの息子たち(Sons of the Harpy)

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン5 エピソード4『ハーピーの息子たち』について解説していきます。    

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前のエピソード 

 

オープニング

今回登場するのは、キングズ・ランディング、ウィンターフェル、壁、ブレーヴォス、ミーリーン、ドーンです。

ドーンはウェスタロス大陸南方の地域で、マーテル家が支配しています。ドーンの人々は勇猛で、300年前にドラゴンを率いたターガリエン家がウェスタロスを征服したときも最後まで屈しませんでした。

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ドーン

夏の海&狭い海

前回ヴォランティスの酒場でティリオンをさらったジョラーは小舟に乗ってデナーリスのいるミーリーンを目指します。

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ジョラー・モーモン

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ティリオン・ラニスター

一方、ジェイミーはブロンとともに商船に乗り込みドーンのサンスピア宮殿に向かいます。ドーンとの緊張が高まる中、マーテル家に嫁いだミアセラ王女を奪還するためです。

通過したタース島は、ブライエニーの父親が領主を務める島で、美しい青い海からサファイアの島と呼ばれますが宝石は取れません。S3E3 処罰の道でジェイミーが右手を失うきっかけでもあります。

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ジェイミー・ラニスター

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ブロン

 

キングズ・ランディング

小評議会の議題は財政問題。エッソスの鉄の銀行に返さなければならない額の半分しか用意できていません。メイス・タイレルは一時的に金を出すと提案しますが、これ以上タイレル家に力をもたせたくないサーセイは断ります。かわりにメイスを使者としてエッソスに送り鉄の銀行との交渉にあたらせます。

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クァイバーンとサーセイ

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パイセルとメイス・タイレル

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サーセイはメイスを鉄の銀行に向かわせる

一方でサーセイは雀のリーダーのハイ・スパロー(雀聖下)に会い、信仰を守るために雀の信者を聖兵として武装させることを許可します。大后として権力を振るっていたサーセイですが最近は王妃マージェリーに押され気味。新たな力として目をつけたのが雀というわけですね。

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ハイ・スパローとサーセイ

権力の後ろ盾を得た雀たちは不信心な人たちを逮捕し、教えに背く酒場や娼館を破壊しはじめます。額に入れ墨を入れたランセルラニスターは先頭に立って取り締まりを行い、マージェリーの兄、ロラスまで男色の罪で逮捕してしまいます。

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酒樽を割る雀の信者

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リトルフィンガーの娼館すら例外ではない

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ランセルラニスター

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ロラス・タイレル

兄が逮捕されて動揺するマージェリーはトメンに訴えます。トメンは母親にロラスの釈放を命じますが、サーセイはハイ・スパローのしたことだから彼に言ってとたらい回し。

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マージェリーとトメン

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サーセイにロラスの釈放を求めるトメン

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サーセイ・バラシオン

トメンはハイ・スパローのいる聖堂に向かいますが祈祷中だからと止められます。一触即発のキングズガードと聖兵たち。トメンは民衆からの野次を受けて分が悪いと判断し撤退します。

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ハイ・スパローとの面会を求めるトメン

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雀は王家より民衆の支持を得ている

ロラスを釈放できなかったトメンは日を改めてハイ・スパローと話すと言います。危機を感じたマージェリーは祖母オレナに報告すると言って部屋を出ます。

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トメン・バラシオン

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マージェリー・タイレル

カースル・ブラック 

スタニスと妻セリースは剣の指導をするジョンを眺めています。スタニスに息子ではなく病気の娘しか与えられなかったことがセリースの心をずっと苛んでいるようです。そんな気持ちを知ってか知らずか、シリーンは選ばれし王の血族だというメリサンドル。

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セリースとスタニス

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ジョン・スノウ

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メリサンドルとセリース

メリサンドルはスタニスに過ちを繰り返すなと言います。過ちとはS2E5 ハレンハルの亡霊でダヴォスの勧めでメリサンドルを戦場に連れて行かなかった結果、S2E9 ブラックウォーターの戦いに敗北したこと。

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スタニスとメリサンドル

ジョンはサムを助手にして、北部の諸侯にナイツウォッチへの支援を求める手紙を書いています。その中には当然、北部総督のボルトン家の名前も。憎い相手ですがナイツウォッチのため手を組まないわけにはいきません。

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ジョンとサム

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ボルトン家は憎い

メリサンドルが執務室にやってきて、スタニスとともに戦って故郷ウィンターフェルを取り戻すよう促します。ジョンは七王国の戦いには加わらないと断りますが、メリサンドルは戦いはただ一つ、生と死の戦いだと謎めいたことを言います。

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メリサンドルとジョン

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ただ一つの戦い

メリサンドルはジョンと交わって影を産もうとしますが、イグリットのことを忘れられないジョンは拒否します。

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ジョンを誘惑するメリサンドル

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ジョンはイグリットを忘れられない

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You know nothing Jon Snow

スタニスの娘シリーンは賢いので母親の考えていることは言わずともわかります。私を恥じているかと聞くシリーンに、スタニスは昔話をします。シリーンが生まれた頃に商人から買った人形のせいで灰鱗病にかかってしまった。周囲は不治の病だから石化人の住むヴァリリアに追放しろと言いましたが、スタニスは国中のメイスター、治療者、薬売りを集めて治療にあたらせ、なんとか命を救うことができた。かけがえのない自分の娘だと伝えるスタニス。

スタニスは根がまっとうな人間なんですよね。この先を知っているとすごくモヤモヤしますw。

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シリーン・バラシオン

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スタニス・バラシオン

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スタニスはシリーンを大切に思っている

ウィンターフェル

サンサがウィンターフェル城の地下墓地にろうそくを灯しているとリトルフィンガーがやってきます。リトルフィンガーが語るのはおよそ17年前の昔話。この話を含む一連の出来事はロバートの反乱と呼ばれ、ドラマのいたるところに関わっているのでまとめておきます。

  • 狂王の息子、レイガーはエリアと結婚していた。(レイガーはヴィセーリス、デナーリスの兄。エリアはドーラン、オベリンの姉)
  • レンホールで行われた馬上槍試合の決勝、レイガーはバリスタンを下して優勝する。
  • 優勝者に与えられる青い冬薔薇の冠を、レイガーは妻エリアではなく、リアナ・スタークの膝の上に置いた。(リアナはネッドの妹、ロバートの婚約者)
  • レイガーがリアナを誘拐して犯し、姿を消す。
  • リアナの誘拐に抗議しに来たリカード、ブランドンを狂王が処刑する。(リカードはネッドの父、ブランドンはネッドの兄)
  • ロバート、ネッドが反乱を起こす。
  • 反乱の途中でタイウィンが狂王を裏切り、マウンテンに命じてエリアと子どもたちを殺させる。(オベリンラニスター家を憎む原因)
  • ジェイミーが狂王を殺害し、ヴィセーリスとデナーリスは亡命。王都のターガリエン家は皆殺しにされる。

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リアナ像とサンサ

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サンサとリトルフィンガー

リトルフィンガーはサーセイから手紙が来たため王都へ戻るといいます。不安げなサンサに、スタニスがウィンターフェルを攻めること、それまではラムジーを手なづけておくよう言い残します。

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リトルフィンガーはウィンターフェルを離れる

ドーン

サンスピア近くの海岸にたどり着いたジェイミーとブロンはドーン兵に見つかります。このまま連行されてはこっそり潜入した意味がない。二人は兵士4名を切り倒します。

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ジェイミーとブロンはドーン兵に出会う

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ドーン兵と戦闘

一方、エラリア・サンドと女戦士たちが集まって相談しています。戦士たちはみなオベリン・マーテルの腹違いの落とし子たち。ドーン地方の落とし子はみなサンド姓を名乗ります。ちなみにタイエニー・サンドの母親はエラリアです。

商船の船長がタレこんだため、ジェイミーの潜入はバレバレ。ミアセラ奪還という目的もミエミエ。オベリンの復讐に燃える彼女たちはジェイミーより先にミアセラを始末しようと画策します。

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オバラとナイメリア

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商船の船長

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タイエニーとエラリア

夏の海

サーセイのもとに連れて行かれると思っていたティリオンは行き先が違うことに気づきます。ジョラーの言う女王はデナーリスのこと。ティリオンは鎧の紋章から相手がジョラー・モーモントと知り、大体の事情を察します。

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ジョラーとティリオン

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ジョラー・モーモン

ミーリーン

バリスタン・セルミーはデナーリスに兄レイガーの思い出話をしています。エリア・マーテルをさらって犯したと言われる割に穏やかな性格だったようです。

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大ピラミッドからの眺め

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デナーリスとバリスタ

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デナーリス・ターガリエン

毎日の陳情タイム。ヒズダールが諦めずに闘技場の必要性を説いています。殺し合いを娯楽にすることを許さないデナーリス。ミーリーンの人々にとって闘技場は伝統。伝統を奪われれば残るのは不満と恨みだけ、とヒズダールは説きます。

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ヒズダール・ゾ・ロラク

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闘技場に否定的なデナーリス

街ではハーピーの息子たちがデナーリスの兵士を殺す事件が起きています。パトロールしていたグレイ・ワームたち穢れなき軍団はハーピーの息子たちを追って路地に入りますが囲まれて乱戦になります。

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ハーピーの息子たち

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穢れなき軍団はハーピーの息子たちを追う

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ハーピーの息子たちとの戦い

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犠牲者は増える

異変に気づいたバリスタンが駆けつけ加勢しますが、戦いの中で胸にナイフを受けて倒れます。グレイ・ワームの隊も相打ち状態。どうなってしまうのでしょう。

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バリスタン・セルミー

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戦うバリスタ

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バリスタンは致命傷を受ける

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大きな犠牲

以上、シーズン5 エピソード4でした。 

 

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