S4E8 山と毒蛇(The Mountain and the Viper)
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4 エピソード8『山と毒蛇』について解説していきます。
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オープニング
今回登場するのは、キングズ・ランディング、モウト・ケイリン、ウィンターフェル、壁、ブレーヴォス、ミーリーンです。
モウト・ケイリン(ケイリン要塞)はウィンターフェルの南部にある要塞で、ネックの入り口にあたる重要な立地です。現在はグレイジョイ家が占拠しています。
モールズタウン
ジリはモールズタウンの売春宿に住み込み、洗濯の仕事をしています。しかし壁を越えてきたスター率いる野人の集団が町を襲撃します。町の住人は虐殺されますが、隠れていたジリと赤ん坊を見つけたイグリットは2人を見逃します。
カースル・ブラック
雑士たちはモールズタウンの襲撃について話しています。サムはジリが死んだと思って意気消沈。ジョンは今救援に行っては野人の思うツボ、次はカースル・ブラックに来ると警告します。どうやって10万の兵を止めると聞くピップに、死んだら燃やしてくれというエッド。死の軍団を率いるホワイトウォーカーを見ていますからね。
ミーリーン
水浴びをしていたグレイ・ワームは、同じく水浴び中のミッサンディの裸身に見とれます。それに気づいたミッサンディはデナーリスに相談しますが、アンサリードはみな去勢されていることを知ります。
グレイ・ワームはミッサンディの元に謝りに来ます。ミッサンディは気にしてないと言い、親方に辛い目にあわされたことに同情します。グレイ・ワームは去勢されていなければ軍団に入ることも、デナーリスに解放されることも、ミッサンディに会うこともなかったと言います。ミッサンディはグレイ・ワームに好印象を持ちます。
モウト・ケイリン
ラムジーはS4E2 獅子と薔薇で父、ルース・ボルトンにモウト・ケイリンの奪還を命じられています。ラムジーはリークに鎧を着せ、シオン・グレイジョイとしてふるまうよう命じます。白旗を掲げたシオンは一人モウト・ケイリンに向かいます。
要塞に入ったシオンは降伏してボルトン家に要塞を明け渡すよう守備隊長のケニングを説得します。一度奪ったものを手放さないのがグレイジョイ、シオンを女呼ばわりして拒絶します。しかし兵士はかなり疲弊しているようで、守備隊長を殺して降伏してしまいます。指揮官についていけないと思ったらあっさり裏切るのもまたグレイジョイ流。
そして無慈悲に捕虜の皮を剥ぐのがボルトン流。
ラムジーはモウト・ケイリンの奪還に成功したことをルースに報告します。ルースは高台から広大な北部の地を見せ、自分は北部の総督で、お前はその息子だと言います。ルースはラムジーを嫡子と認め、ラムジー・スノウはラムジー・ボルトンになったのでした。
アイリー
ライサ・アリンの死の報せを受けて、谷間の諸侯たちがアイリー城に集まっています。リトルフィンガーはライサが自殺したと伝えていますが、諸侯は証人としてサンサ(リトルフィンガーの姪ということになっている)を呼び出します。
サンサは自分がリトルフィンガーの姪ではなく、サンサ・スタークであると白状します。しかしライサの死については、嫉妬にかられたライサが自ら月の扉に身投げしたと嘘をつきます。
疑いの晴れたリトルフィンガー、諸侯を焚きつけて幼いロビンを支持するよう誘導します。さらに、ロビンは諸侯の城を訪れて剣や馬術を学ぶべきだと、ロビンを城から追い出すことまで考えています。
ミーリーン
バリスタン・セルミーに手紙が届きます。バリスタンは手紙を読むとそれをジョラーに見せます。王の手の封蝋。これはS4E6 裁判でタイウィンが送らせた手紙です。
手紙の内容はかつてロバート王がジョラーに出した赦免状。かつてジョラーは奴隷売買に関わって死刑判決を受けエッソスに逃げました。その罪を許す代わりにヴァリスの手先としてターガリエン家をスパイするという取引をしていたのでした。
デナーリスは怒ります。特にS1E7 勝つか死ぬかの毒ワイン事件。ジョラーが気づいたため事なきを得ましたが、元はと言えばデナーリスがドロゴの子を妊娠したことをジョラーが報告したために刺客が送られたこと。デナーリスは言い訳の間も与えずジョラーを追放します。
アイリー
リトルフィンガーは、なぜ助けたのかとサンサに聞きます。サンサは見知らぬ谷間の諸侯に運命をゆだねるよりは知人のリトルフィンガーの方がよいと思っているようです。少なくともリトルフィンガーの望みはわかると言います。はたして?
ジョフリーの死の報せを聞いたアリアたちは、できるなら自分で殺したかったなどと話しながらアイリーへの道を進みます。アイリーに着いた2人。しかし門番の言うにはライサ・アリンは亡くなったとのこと。これでは身代金を受け取れません。なぜか爆笑するアリア。
ライサの息子ロビンは過保護に育てられたため、城の外に出ると死ぬかもしれないと不安がります。リトルフィンガーは人は家の中でも死ぬときは死ぬと言い、ロビンを激励します。サンサは世間にもまれて主体性が芽生えているようです。
キングズ・ランディング
決闘裁判の直前。ジェイミーはティリオンの独房を訪れ、最後になるかもしれない会話を交わしています。といっても内容は頭がおかしかった従弟のオーソンの話。オーソンはいつも石で虫をつぶしていた。ジェイミーたちも最初は面白がっていたがやがて興味をなくした。しかしティリオンはなぜ虫を殺すのか知りたかった。理由もなく殺されるなんて酷いじゃないか。結局理由は誰にもわからなかった。
鐘がなり、ティリオンは決闘裁判の会場に向かいます。ティリオンの代理闘士、オベリン・マーテルは戦う前から酒を飲んでいます。愛人のエラリアは対戦相手のマウンテンの巨体を見て驚きます。
試合が始まると、オベリンはマウンテンに姉を殺した罪を告白することを求めます。重装備のマウンテンに対し、オベリンは軽装に槍で戦います。「赤い毒蛇」の名は伊達ではなく、オベリンはマウンテンの足を切り、腹に槍を突き刺します。
会場にオベリン勝利のムードが漂います。しかしオベリンは死にかけのマウンテンに罪の告白を要求し、誰の命令で姉を殺したか聞き出そうとします。マウンテンは力を振り絞ってオベリンの足を払うと、オベリンの頭をつかんで押しつぶしてしまいます。ヒェ~。
オベリンは死に、ティリオンの有罪が確定します。完全に\(^o^)/オワタ
以上、シーズン4 エピソード8でした。
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