S2E10 バラー モーグリス(Valar Morghulis)
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン2 エピソード10『バラー モーグリス』について解説していきます。
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オープニング
今回登場するのは、キングズ・ランディング、ハレンホール、パイク、ウィンターフェル、壁、クァースです。
キングズ・ランディング
ブラックウォーターの戦いで奮闘し、顔を切られたティリオン。意識が戻ると、パイセルと目があいます。寝ていたのは王の手の私室ではなく質素な小部屋。寝ている間にティリオンは王の手を解任されていました。
最後にパイセルが投げ銭するのは S2E3 死者はもう死なず でティリオンが娼婦にしたことの意趣返しですね。
玉座の間、タイウィンが新しい王の手に任命されます。ティリオンは頑張りましたが、最終的にタイウィンが来ないとスタニス軍を撃退できたかは五分でしたから、ロブとの戦いを目前にして王都にかけつけたタイウィンに栄誉が与えられるのは仕方がない。
リトルフィンガーは、S2E5 ハレンハルの亡霊 でタイレル兄妹の話を聞き、S2E6 古き神々と新たなる神々 ではタイウィンに何やら吹き込んでいます。この結果ラニスターとタイレルは手を結び、リトルフィンガーはハレンホールの主となりました。
ハレンホールは S1E8 的は刃のように でジャノス・スリントの持ち物になったはずですが、→タイウィン→リトルフィンガーと短期間で城主が変わりすぎです。
タイレル家のロラスの望みは、妹マージェリーとジョフリーの結婚。ジョフリーはサンサとの婚約がとためらうそぶりを見せますが、小評議会のメンバーは問題ないの一点張り。ジョフリーはその場でマージェリーとの結婚を決めます。
ジョフリーとの婚約が破棄になりサンサは内心喜びますが、リトルフィンガーはジョフリーがサンサを手放すとは限らないと忠告します。リトルフィンガーはサンサを家に帰すと言いますが、サンサは王都が故郷だと強がります。
リトルフィンガーの娼館
リトルフィンガーの元で働く娼婦のロスの元にヴァリスがやってきます。ヴァリスはロスに、リトルフィンガーではなく自分のために動いてほしいと勧誘します。
ブライエニーたち
ブライエニーがジェイミーを護送していると、ラニスター兵の相手をした娼婦たちが吊るされていました。
北部の兵士3人がやってきて、2人の素性を探ります。兵士の1人がジェイミーの正体に気づきそうになり、ブライエニーはやむを得ず兵士たちを切り伏せます。スタークの兵だぞというジェイミーに、ブライエニーは自分が仕えるのはスタークではなくレディ・キャトリンだと答えます。
ロブの野営地
キャトリンはロブにタリサとの結婚を諦めさせようと説得します。自分とネッドが結婚した時は知り合ったばかりで愛はなかった。その後子供たちを育てるために強い絆を育んだのだと言いますが、ロブは言うことを聞きません。
ドラゴンストーン
メリサンドルの神に従って負けたスタニスはメリサンドルを問い詰めます。弟を殺したのに、と。メリサンドルの言うには、戦いはまだ始まったばかり。これからもスタニスは部下を、家族を、全てを裏切るが、それはスタニスが光の戦士だから仕方がないと。メリサンドルはスタニスに炎を見せ、スタニスはその中に何かを見ます。
ウィンターフェル
シオン達20人がいるウィンターフェル城はボルトン家に包囲されています。メイスター・ルーウィンはシオンに夜のうちに城を抜け出してナイツウォッチに加わるよう勧めます。
翌朝、シオンは兵たちを前に演説し、死ぬまで戦おうと呼びかけます。
しかし、その思いは兵に伝わらなかったようで、シオンは殴られて気絶、ルーウィンは刺されます。
キングズ・ランディング
ティリオンの部屋にヴァリスがやってきます。彼の話によれば、ティリオンを襲った男はサーセイから命令を受けていたようです。この先、ティリオンが評価されることはないだろうが、ティリオンの王都への貢献は忘れないと言い残してヴァリスは去ります。
かわりに入ってきたシェイは、ティリオンの顔の傷を見ます。王都の暮らしを捨ててエッソス大陸のペントスで暮らそうというシェイに、王都こそが自分の居場所だと答えます。シェイは、「私たちはお互いのもの」と言ってティリオンと行方を共にします。
時を同じくして、リヴァーランではロブとタリサが結婚式を挙げています。
クァース
デナーリス、ジョラー、ドスラクの男は不死者の館にやってきます。入り口のない建物の外周を回っているとデナーリスが姿を消します。
ハレンホールの外
ハレンホールを脱出したアリア、ジェンドリー、ホットパイが歩いていると、待ち受けていたジャクェン・フ=ガーに会います。
アリアはハレンホールの見張りを殺した技術を習いたいと言いますが、それには海を越えてブレーヴォスに行く必要があります。アリアは母と兄に合流するため行けないというと、ジャクェンはアリアにコインと合言葉を教えます。
ヴァラー・モルグリスは高地ヴァリリア語で、人は必ず死ぬ、のような意味です。エッソス大陸では挨拶のように使われているようです。コインと合言葉をアリアに託すと、ジャクェンは一瞬で顔を変えて去っていきます。
ウィンターフェル
ウィンターフェル城に隠れていたブランたちが外に出ると、城は焼かれていました。全員無事なのはなによりです。2頭のダイアウルフ、黒っぽいシャギードッグ(リコン)と白っぽいサマー(ブラン)も健在。
一行はウィアウッドの根元にルーウィンが倒れているのを見つけます。ルーウィンは子供たちにホーダーと共に行動するよう伝え、オシャには子供たちを守ることを託してオシャの手で亡くなります。
不死者の館
不死者の館を探索するデナーリスは、玉座の間や壁、ドスラクのテントなどいろいろな場所をめぐります。
カール・ドロゴとの思い出の未練を断ち切ったデナーリスはドラゴンと再会します。しかしパイアット・プリ―の魔術でデナーリスは鎖に捕らわれてしまいます。アイコンタクトをとる母と子。Dracarysの言葉で、ドラゴンの炎がプリ―を焼きます。
プリ―と共謀してドラゴンを盗み出したザロ・ゾアン・ダクソスは、デナーリスによって金庫に閉じ込められます。ザロが金庫の中にあると言っていた大金は嘘っぱちでしたが、デナーリスとドスラクの男たちはザロの家から金目の物を奪います。
マンス・レイダーの元へ
クォリンの隊の生き残りのジョンとクォリンは、野人の王マンス・レイダーの元に連れていかれます。
突然クォリンがジョンを罵倒し、襲い掛かります。ジョンはクォリンを殺しますが、これは野人のジョンに対する疑念を払うためにクォリンがうった芝居でした。
最初の人々の拳
ナイツウォッチの居残り組が燃料にするため動物のフンを集めていると、角笛が3回鳴ります。1回鳴るのは哨士の帰還、2回鳴るのは野人の襲来、3回鳴るのはそれ以外、つまり非常事態です。
逃げ遅れたサムは、伝説上の存在と思われていたホワイトウォーカーを目撃します。ホワイトウォーカーたちは途方もない数の亡者の軍団を率いて進軍していました。
以上、シーズン2 エピソード10でした。
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